父が年明けてすぐに転倒してから急激に状況が変わり、今は老人ホームに入居しています。
高齢者の方には、大丈夫!と思わないで本当に転倒によるヒビや骨折には肝を命じて気をつけていただきたいです。
今年の初めは一緒に初詣にも歩いて行ったし、お買い物も一人で行ってたし、元気だったのに。
ちょっとつまづいて転んで、それからあれよあれよと歩けなくなり、施設に入ってからもあれよあれよと状況が悪くなり、最近ではまったく食欲がなくなり、一時危険な時もありました。
それとともに認知も進んだのでしょう。
私の名前すら、教えないと忘れてしまったようです。
隣にずっと住んでいて、厳格な父で尊敬する父で。
そんな父が弱って行くのは見るのが本当に辛いです。
延命もせず、そのまま、苦しまないよう自然に任せて・・・。
本人の意思ではなく、子供達にゆだねられた命。
後悔のないよう選択したいのですが、正解がない選択肢というのに心がいつも葛藤しています。
お花が大好きなので、入居と同時に飾っていますが、父があまり興味を示しません。
するとすぐに枯れてしまいました。
植物は敏感ですね。
そこで、父とうちの間に毎年咲く、しだれ桃の花が蕾をもったので、それを持っていきました。
父に、庭にあるしだれ桃だよ〜、一輪咲いたから持ってきたよ〜♪
と、声をかけると、「わぁ〜、綺麗だね〜・・・」とか細い声で喜んでいました。
花瓶がなかったので、コップは気にしないでください(^-^;
姉は面会にしょっちゅう行きますが、私は行くのが辛いです。
これもあとで後悔することになるのかな〜
けど、辛くてあまり行けないのです。
先月からお世話になっている「住宅付き有料老人ホーム」では、とても良くしてもらっています。
介護士さん、看護士さん、ケアマネさんには大変お世話になっています。
感謝してもしきれないです。
手厚い介護に頭が上がりません。
父はどこにいるのか、どこに入所しているのか、どこまで理解しているか計り知れません。
たまに「今日で終わり。帰ろうね。」といいますが、「一人暮らしは無理だし、歩けないでしょ?」と言うと、「あ〜、そうだったね」と言います。
穏やかに過ごしてもらいたいです。それが私たちの願いです。
マロンは暇になると窓から道路を眺めていますよ。
穏やかな日常です。